Home > 特集 ↓ > 逆子(さかご)

メニュー menu

blog更新情報

かもめ針灸(しんきゅう)治療室モバイル

QRコード

携帯のバーコードリーダーでQRコードを読み取ることで携帯版ホームページへアクセスできます。

℡   0465-

 

48-4823

 

 (完全予約制)

 

メールはこちら

 

かもめ針灸(しんきゅう)治療室

 

<休診日>

 

日曜日・月曜日・木曜日

 

<営業時間>

 

午前 8:30~11:30

 

午後 2:00~  5:45

 

〒250-0874 

神奈川県 

小田原市鴨宮320  

グリーンコーポB101 

(Pあり)

逆子(さかご)

当治療室での逆子治療実績

2007年から開始した逆子治療成功数は

2023年12月31日現在、144名です。

週数による成功率は次の通りです。

28~30週  72%

31~33週  79%

34~35週  34%

36週~    11%

逆子の鍼灸治療

 初めに

妊娠30週に入った患者さんが逆子(さかご)と診断され、治療をすることになりました。


 「鍼灸で逆子が治るの?」と驚かれる方も多いと思いますが、結論から言うと7割くらいの方は治ります。この方も2回の治療のあとの検診で治っていることが確認されました。


 「安産灸ネットワーク」という組織があります。この団体は数多くの逆子治療の実績があり、詳しいデータも発表しています。
 

それによると28~30週では71%、31~33週では79%、34~36週では33%の成功率と出ています。私自身の臨床でもそれ位はあると思います。    



現在、出産時を逆子の状態で迎える妊婦さんの割合は4~5%と言われます。つまり20人に1人です。


しかしながら病院での治療は自宅での逆子体操を指示する程度で、それで治らなかったら帝王切開しましょう、という流れが多いようです。
 外回転術といって胎児を外からの力で回すという方法もありますが、最近はあまりやらなくなりました。


逆子での出産は死産や難産による後遺症のリスクが2~5倍もあり、後で訴訟を起こされるのは避けたいという最近の風潮が一層帝王切開を増加させているようです。

  

しかし帝王切開も絶対安全とは言い切れません。手術中の大出血や麻酔事故も手術件数の増加に比例して増えているのですから…。 

こうしたことをふまえ、安全性が高く7割も治る鍼灸での治療が注目され、積極的に取り入れようとする医師も増えてきています。

 

逆子で悩んでいる方や出産に向けて不安に駆られている方には、こういう方法もありますよ、ということを是非知ってもらいたいと思います。

  

  全国での年間出生数は約110万人ですから、5%とすると55000件の帝王切開が逆子が原因で行われていることになります。成功率7割として、38500人の母体の手術が不要になることは非常に意義があります。

 

☆逆子ってなぁに?

赤ちゃん(胎児)は子宮の中では頭を下にしている状態(医学用語で頭位といいます)が正常ですが、頭が上に、お尻や足が下になってしまうことがあります。(骨盤位)これが逆子です。

 

逆子になる確率は妊娠中期では一時的なものも含めると30~50%に上るといわれます。週を経るごとに減ってゆきますが37週を過ぎるころでも5%程度残ります。この赤ちゃんは帝王切開となります。

☆逆子出産のリスクと帝王切開

逆子は妊娠中さほど問題になりませんが、出産時も逆子状態だと難産になり危険度が増大します。

 

胎児は産道を通ってくるとき、頭を先にして回転しながらスルリと抜けてくるのですが、足や尻が先だとあちこちが引っかかってしまいます。そのため胎児の死亡率は2~5倍に上昇します。

 

  

37週を過ぎると逆子の胎児は位置の修正ができにくくなりますので帝王切開をすることになります。確率5%ですから20人に1人です。

 

 

設備やスタッフが揃う病院であればぎりぎりまで経膣分娩も選択できますが、最近はリスク回避のためほとんど帝王切開となることが多いようです。

 

 

近年、帝王切開が増える傾向にあります。帝王切開の原因は逆子だけでなく、未熟児や逆に胎児が大きくなりすぎた場合、臍帯(さいたい、へその緒のこと)異常、骨盤が狭すぎる場合、双子のときなどでも行いますので全出産の10%を超えています。

 

少子化や医療裁判の増加が背景にあると思います。

☆一般的な逆子治療

 

<逆子体操> 

 四つん這いになって上体を反らせたり、仰向けになっていわゆるブリッジの体勢をとったり、という体操がありますが、効果のほどは不明です。 

 

<外回転術> 

 妊娠35週ころに、子宮収縮抑制剤を使った上で外部からの力で胎児を回転させる方法です。出血、早産、前期破水などが起こりやすいため最近はあまりしなくなりました。


いずれの方法もリスクのわりに効果がイマイチなため、近年は、特に初産では帝王切開を早めに決定する病院が増えています。 

☆鍼灸による治療

 

鍼灸により逆子の治療ができることは、まだまだ世間一般にも知られていないし、鍼灸業界内にも積極的に取り組んでいる治療師は少数と思います。

 

 

 そうしたなかで積極的に取り組んでいるところのデータを見ると一定の条件をクリアーしていれば70~80%の成功率が得られ、非常に有効な治療法であるといえます。

 

 

 なにより副作用がなく安全であることも大きなメリットです。

 



治療はいたってシンプルで、至陰(しいん)と三陰交(さんいんこう)という2つのツボを使います。あとは妊婦さんの状況に応じ必要なツボを選び、追加します。

実際の治療例をブログに掲載してありますので、そちらもご覧ください。『逆子治療と鍼灸』

☆Q&A集

鍼灸でどの程度治りますか?

治療開始時期でかなり変わります。具体的には


28~30週:80%


31~32週:75%


33~34週:65%


35週以降 :50%以下



このようなデータが出ています。
つまり治療開始のタイミングが大切ということです。

 

 


何回くらい通えばいいのですか?

ケースバイケースです。1回で治る方もいれば10回かかる方もいます

 

治ったかどうかは病院でのエコー検査で 判断されますので、何回で治っていたかは今ひとつわからない面もあります。

 

 


 

赤ちゃんや母体に副作用はありませんか?

ありません。なにより安全であるという理由で鍼灸を取り入れる医師も増えてきているのですから。

 


自分で治す方法はありますか?

逆子体操というのがあります。

腹ばいになりお尻を高く突き上げるポーズや、仰向けの状態で体を浮かす、いわゆるブリッジのポーズなどがあります。

詳しいことは病院や助産院で教わってください。

 

ツボ刺激による方法もありますが、治療院で正確なツボの位置をみつけてもらってから始めたほうが良いと思います。

 


治りにくいタイプとか、あるのですか?

ストレスが多い方、冷え性がひどい方、糖尿病の方、高齢妊娠の方などはやや治りにくいかな、という感じはしていますが、まだデータとしては明確ではありません。

 

むしろ妊娠週数のほうが大切ですので、タイミングを逃さないことが重要と思います。

 


出張治療はしてくれますか?

基本的には行っていませんが、やむを得ない事情がある場合には出張いたしますのでメールなどでご相談ください。

〒250-0874

 

神奈川県小田原市鴨宮320 グリーンコーポB101 (P2台あり)

 

かもめ針灸(しんきゅう)治療室 

 

℡ 0465-48-4823

 

 (完全予約制)

 

メールはこちら

 

< 休 診 日 >   日曜日・月曜日・木曜日

 

<営業時間 > 午前8:30~11:30  

 

         午後2:00~  5:45